ドラマでも人気のダブル不倫はなぜ支持されるのか

今話題のダブル不倫を扱ったドラマは、最初はバカだなーと思いながら、観ているうちに、登場人物に感情移入してしまい、はまってしまうということがよくあります。

 恋愛感情は、結婚すると3年でなくなると昔から言われます。
昔の歌謡曲のタイトルにもなりました。
結婚は、契約のひとつですから、当然、守るべき約束なのです。
時に息苦しさや責任の重さを痛感する場面もあるでしょう。

 それに引き換え、ダブル不倫には、何とも言えない恋愛の甘美な要素があるように感じてしまうのです。
不倫と結婚が両輪になり、結婚という制約があるから、不倫が燃え上がるという側面があります。

 大半の大人には理性があります。
ですから、恋愛の楽しさだけではなく、結婚して、子供を授かり、子育てを協力してしたり、また、夫婦で共通の趣味に打ち込んだりと、穏やかな暮らしに満足するのです。

 でも、今の時代、出会いを求める隙があれば、いつでもあらたなパートナーを探すことはできてしまいます。
本気のダブル不倫か、浮気かは別としてです。
恋愛体質から脱却できない、または、したくない人にとっては、帰る場所を確保した恋愛ゲームほど、気楽なものはありません。

 ただ、人間は動物ですが、本能のままの動物ではありません。
葛藤しながら、恋愛するのが一般的ではあります。
今流行りのドラマの中には、葛藤なしで、本能に基づいて、恋愛に突っ走る主人公がいて、一口に不倫と括ることができない複雑さが、世間に受け入れられたり、批判されたりしながらも、話題になる沢山のドラマを生んでいるのです。

 夫婦でいつまでも恋愛感情を抱けることが理想ではありますが、無理な場合、ドラマの主人公に自分自身を当てはめてみて、楽しむという娯楽はあってもよいのではないでしょうか?だって、想像するだけなら、現実には誰も傷付きませんから。
それで、夫婦円満にいられるなら、一番という既婚者が視聴しているのです。
また、他所のカップルの話だから、気楽だし、少し覗いてみたいという興味で、観始めて、主人公に自分を重ねてみたり、他の登場人物に自分との共通点を発見したり、全く違う性質を見出だして、批判したり、楽しみ方のパターンは数え切れない程あります。

 いずれにしても、想像力を掻き立てられることが日常には、なかなかないので、その反対をいく展開が続いていくことへの憧れは、古くから変わらないということでしょう。
ただ、実際にはもっとドロドロの展開になりますから、憧れで止めておくに限ります。
今宵もドラマを楽しむことにしましょう。